会社において可もなく不可もない忠犬ハチ公社員。いわゆる凡庸なサラリーマンですが、この忠犬ハチ公社員をデキるリーダーに成長させるマネジメント方法があります。一つ上のステージに成長させることで会社がさらに大きく成長します。
忠犬ハチ公社員の特徴
まずは、忠犬ハチ公社員の特徴を見ていきましょう。
毎月の個人的な収支はプラス
自分で収入を増やす力はない
他人(会社)に収支を管理されている
今の生活を維持するために働いている
一生懸命働いて稼ぐことが大切で、それが成功だと思っている
自分が動かなければ収入がゼロになる
リストラが怖い
上司の言うことは素直に聞く
忠誠心が非常に強い
将来のために貯金や投資を行っている
お金が貯まると副業をしたがる(失敗しても貯金がなくならない程度の小さな副業)
お金が貯まったら使うというルールを持っている
必要最低限のお金を残して使う
周囲に合わせるのは得意
周囲に依存しすぎる
自分ひとりでは何もできない
上司やリーダーからのアドバイスがないと動けない
言われたことはしっかりやる
上司からほめられることが多い
仕事の楽しさや情熱には気づいている
仕事に対するやる気はある
どちらかというと、お金のために働いている
自分の仕事をこなすことが精一杯
他のメンバーや後輩のことまで面倒をみることができない
自分より下のステージの人たちに、足を引っ張られないよう気をつけている
このような特徴が多い社員は、忠犬ハチ公社員である可能性が高いでしょう。では、どうすれば忠犬ハチ公社員を成長させることができるでしょうか?
得意分野を見つけてもらう!
次のステージにレベルアップするには、忠犬ハチ公社員に自分の独自性とポジションを明確にしてもらうことが必要です。このステージの人は上司のいうことを素直に聞き、忠誠心もあり、さらに安定して仕事をこなせるので、会社にとってはなくてはならない存在です。
忠犬ハチ公社員のやる気に火をつけ、次のステージへと進ませるためには、まずは自分の得意分野、1番になれる分野を見つけてもらうことです。何かの分野でナンバー1になることができれば、自分に自信がつき、周りの見る目も変わってくるからです。
まずは、忠犬ハチ公社員がどの分野で1番になりたい、もしくは1番になれると思っているのかを聞いてみましょう。なかなか出てこない場合は、そのスタッフが他人からほめられたり、よく言われたりしたことがないかどうかを聞いてみることです。そして、答えが出たら、そのスタッフが1番になれるようサポートしてあげましょう。
忠犬ハチ公社員をレベルアップさせるには、得意分野を見つけてもらうことから始めましょう。「チームの「やる気スイッチ」を入れる5つの方法 自ら動き出す自立型スタッフの育て方(著:徳永拓真)」では、得意分野を見つけてもらうこと以外にも3つの具体的な方法を紹介しています。社員のレベルアップを考えている人は参考にしてみてはいかがでしょうか?